Vol.18         

      特集  宮城で鳥見(12〜2月編) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネオポン

 

 

 

2015年6月

東海デジスコ倶楽部プラス 

 


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< 宮城で鳥見(12〜2月編) > 

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                         1月16日

 

 今回は宮城で鳥見の第2編ですが「冬」をテーマに纏めてみました。

左上はシジュウカラガンでマガンより多少小さめ首も若干短めです。

その為雪がたくさん積もると餌を探すのが大変みたいです                 1月15日

この時期雪とシジュウカラガンのコラボを見るのは難しいんですよ!

シジュウカラガンは雪が多いと南側の田圃に移動するのでそちらを

探せば会える確率はぐっと上がります。

 

 マガンの数に圧倒されていますが、雪の上ではオオヒシクイも存在

感をアピールしています。

琵琶湖では7時半〜8時頃に田圃へ向かって飛び立つ姿を目にしまし

たよね!琵琶湖へ残る個体や日中に戻ってくる個体もいましたが、一

段と黒っぽい顔が懐かしかったです。

 

 しかし、所変わればで宮城でのオオヒシクイは夜明けとともに餌場

へ向かって飛び立ち、日没まで戻って来ません。そう、マガンと行動

パターンが同じなんですね!

雪の田圃は風が吹くと地吹雪が舞い上がります。

デジスコを構えている車がグラグラと揺れて撮影も一苦労です。

でも、これが「宮城で鳥見」の醍醐味かも (^_^;)                    2月20日

                                                       

 

 宮城で鳥見、もう一つの特徴はハヤブサを良く目にすることです。

勿論、東海地方にもハヤブサはいますが、雪降る田圃で悠然と構えている姿に東北らしい忍耐強さを感じました。

更にびっくりしたのはハヤブサにちょっかいを出す鳥さんもいるんですね!ずる賢いカラスでは無くチョウゲンボウ

で突然飛びかかったのにはびっくりしました。尤もあっという間の出来事でデジスコに収めることは出来ませんでし

た。このシーンはリベンジと行きたいですね!

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    次々に飛び立つマガン達ですが田圃と言う単純な背景に 

   雪の斑点が重なり良い雰囲気を醸し出していました。

   「宮城で鳥見」の大好きな一コマです。                                       12月12日 

                                   

 

                                                   

2月ともなると沼は氷の世界です。

                                           オオハクチョウの氷割りは超弩級の迫力で

す。 

                                           東海地方ではコハクチョウが一般的ですが、

宮城・中でも大崎市・栗原市等の山側では

オオハクチョウが圧倒的に多いです。

                                       但し、宮城でも南部(海側)に来るとコハク

チョウの数が増えてきます。飛んでいるとき

は区別つかないんですけどね(^_^;)

 2月19日 

                           

                                           

 

宮城のフィールドと言えば伊豆沼が有名で

すが、日中はカワアイサやミコアイサ等のアイ

サ類が良く目立ちます。

 厳冬期の伊豆沼は気温の変化等により氷が

段積み状態になっている光景が見られます。

とても新鮮に感じました。

                                                  2月19日

 

 

オジロワシも2羽おり氷の上で休んでいまし

た。かなり距離はあったのですが、私に気づい

て飛んでいくところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                    2月19日

 

 

 氷上で見せてくれるオジロワシのガニマタポーズには思わずニンマリです。オジロワシはオオハクチョウと共に伊

豆沼では最大級の生物であり、遠くから見ていると沼に散歩に来たおじいさんの様にも見えました。

 

伊豆沼と言えばマガンの大群で有名ですが日中はこの沼で見ることが出来ません。しかし、北帰が近づいて来

る頃(2月後半)になると日中でも見かけるようになります。水浴びしたり沼の周りを飛び回ったり、田圃と行き来す

る光景を目にします。オオハクチョウやカモ類はマガンより遅れて北帰するようです。

 

1〜2月の伊豆沼は最も充実した時期で水面を覆っていた蓮も減り鳥の姿が目立ってきます。朝の飛び立ちが

見られる時間帯も6時台になり朝が弱い人にもチャンスが出てきます。日没も17時前後で落ガンを見るにもこの

時期は最適かもです。

2月末頃になると北帰するマガンのグループが北へ向かって飛んでいく姿を良く見かけます。少し寂しい気分に

もなりますね!

 

 宮城県で鳥見を始めて気がついたのですが、この地域の冬の種はマガン、オオヒシクイ、シジュウカラガン、オオ

ハクチョウ、コハクチョウ、カモ類、アトリ、シメなど群れで動く事が多いようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    2月9日                                 1月15日                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                             1月19日

 

 

 化女沼には200羽ぐらいのシジュウカラガン来ているとのことです。上の画像は朝の飛び立ちですが無作為に

撮ったマガンの画像です、普通にシジュウカラガンが混じっている事を確認出来ます。マガンより少し小さめで首に

白い輪が見えるのがわかりますか?

 

<海水エリア>

 

               ビロードキンクロ雌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                             1月21日

 

 

 野跡海岸に集まる海ガモ達! ビロードキンクロ、クロガモ、コクガン、ヒドリガモ等が海草を食べていました。

たまに海岸沿いをオジロワシが巡回して来ます。そのときはトビやミサゴまで慌ただしく騒ぎ出します。

 

 ハジロカイツブリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    

 

 

                                                         1月14日

 

 

 

 奥松島宝浜ではハジロカイツブリがしきりに潜水遊び?をして

いました。 右は宮城の海岸沿いでよく見かけるコクガンです。

特に南三陸の志津川湾、気仙沼の大谷海岸、仙台の蒲生干潟

が多かった様に思います。また、志津川湾にはオオワシも餌取

りに現れます。

                              2月11日 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 海草を取りだすと夢中になり10mくらいの距離まで寄ってくる

事もあります。また、飛び立つ時は沖合に集まって一緒に飛ん

で行くので、飛び立ちのタイミングが良くわかります。

  

 コクガン         

 

 

 

 

 

                       

 

                                 2月11日                                          

 

 

 奧松島の小さな漁港でしたが、ホオジロガモがやはり潜水遊び?をしていました。奥松島ではホオジロガモやミ

コアイサを良く見かけます。砂浜ではカイツブリ類やウミスズメが立ち寄る事もあるようです。

 

   ホオジロガモ雌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                   

                                                       1月21日

 

 

 

 

 この時期になるとたくさんのクロガモが集結して来ます。北上川河口にも数百のクロガモが集まっていま

した。これだけの数のクロガモが飛び回る様は爽快です、戯れているのでしょうか? 黄色い嘴を大きく開

けて、まるで笑ってるかのようにも見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                     2月19日

 

 

 宮城の海岸ではクロガモもコクガン同様良く見られます。但し、海が東の方向に有るので時間帯によっては逆光

は避けられません。やはり黄色い嘴が見えないと「らしくない」ですよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                        2月19日

 

 

 気仙沼の御伊勢浜から岩井崎は景勝地であると共にシノリガモ、コクガン、クロガモ、カイツブリ類で賑やかな海

岸でもあり1日いても飽きが来ないです。ここではシノリガモを数メートルの距離からじっくり見せてもらいました。

 

 

ミミカイツブリとシノリガモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                     

                    2月11日

 

 

 

 

<淡水エリア>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮城の水鳥達! 海岸だけでなく蒲生干潟の養殖池、伊豆沼、株栗沼、化女沼、奥松島等、淡水系の

水鳥もたくさん見ることが出来ます。 中でも目を引くのはミコアイサ! ホオジロガモ雄と共に白い個体

があちこち動き回っています。

                                                                     1月16日

 

 

 

青葉城の堀(沼)や広瀬川にはオシドリもたくさんいて都会の中のオアシスを演出していました。

中には越夏する個体もいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                         1月17日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊豆沼にはトモエガモもたくさんいました。葦原を出たり入ったりしていましたが緑色のともえ型の斑紋

がよく目立ちます、この斑紋には憧れをも感じます。

                                                         2月17日

 

 

 

<その他>

           カリガネ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   マガンの若も良く似た風貌になる為今一自信有りませんがカリガネかな?と思いながらシャッターを押して

いました。                                            登米市の田圃

                                                              1月18日

 

 

 

       マガンの群れの中にハクガンが混じっていました。こちらはカリガネと違って直ぐに見つける事が出来ます。

宮城のガン類はマガンが主体で、次いでオオヒシクイ、数はぐっと減ってシジュウカラガン、更に減ってカリガ

ネ、ハクガンは1〜2羽入ってくると言った感じです。                  登米市

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                  12月13日

 

 

 

 情報や交通手段の発達! 標準化・均一化の追求! 日本中何処へ行っても良く似ており地域の特徴が見ら

れなくなったと言われますが、観察力を向上させる事でまだまだ地域の魅力が見えてくると思います。野鳥の生

態、自然環境、人間の関わり等を再認識し、地方の魅力として発信して行きたいものですね!

                                              

 

★★★ 編集後記 ★★★

     東北大震災が起きて4年を過ぎましたが宮城の海岸はまだ復興とはほど遠いものが有ります。それでも野鳥達は

わずかな自然を求めて生活エリアを拡げているようです。4年前に破壊された自然環境(餌となる生物)は直ぐに

は増えてくれません。干潟も沈下等で形を変えていきました。私達は自然災害の前にあまりにも無力です。でも、

「想定外」と言う言葉を使わないで済む世界を早く築いて行きたいですね!

     今年の梅雨は良く雨が降りますね!天気予報も発表の度に変わっています。今まで当たって当たり前と思ってい

た天気予報ですが、ピンポイントで見るとまだまだですね! 全天候に対応出来る機材や鳥見フィールドは無いも

のかな? でも不可能とか難易度が高いものが有るから面白いのかも?

     何時の世にも常識というものが有りますが、この言葉漠然として良くわかりませんね! 育ちも環境も違う人間に

とって常識は十人十色かも? でも、最低限の常識は必要かも! 常識は実践してこそ、守ってこそ意味があるも

のです。 さて、あなたの常識とは?

△ これからの鳥見と言えば、高原のノビタキ、ハリオアマツバメ、里山ではオオルリ、キビタキ、クロツグミ等が思いつ

くところですが、繁殖も終わり雛があちこちで姿を見せる季節でも有ります。怖いもの知らずの雛が親の教育を受け

て育つまで、出会いがあっても驚かさない様に、親を刺激しないようにしたいものです。と言っても撮影したいのは誰

しも同じ!出来るだけ短い時間で切り上げて下さいね!

     12〜2月の宮城での鳥見! 雰囲気感じてくれましたか? この内容はあくまで東海地方の筆者が見た感

覚です。実態と異なる事が有りましたらご指摘下さいね!

★★★ ネオポン ★★★

 

 


    ツリスガラ 第18号

  ★ 表題   「麦畑」そのまんまですね(^_^;)NHKの朝の番組で「まっさん」と言うドラマが放送されていまし

たが主題歌で流れていた中島みゆきの「麦畑?」がとても印象的でした。麦畑は近くにもたくさん

有り、期間は短いですが一面「黄金の世界」を演出してくれます。この素晴らしさをセッカと共に表

現してみました。(つもりです^^; )

  ★ 画像  宮城で鳥見(12〜2月編) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネオポン   

                     撮影機材  KOWA TSN-774+KOWA TE-17W+Nikon1 J3

  表紙                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネオポン

    画像の著作権は画像提供者に帰属し、無断使用(転載・引用)は堅くお断り致します。

  ★ 編集(文責) ネオポン                neopon@digisco.com

★ 発行  東海デジスコ倶楽部プラス     2015年6月25日発行

          次号は2015年8月末に発行予定です。