Vol.20         

 

      特集  北海道0泊5日の鳥見旅 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネオポン

 

 

 

2016年4月

東海デジスコ倶楽部プラス 

 


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      北海道0泊5日の鳥見旅

                                                  ネオポン

 

 今回は沖合を飛び回っているウミスズメを求めてUさんと太平洋フェリーで旅した時の様子をレポート致します。

 

今回の旅程は3月20日から3月24日の予定で名古屋港→苫小牧港間で洋上の鳥見をし、苫小牧を半日散策した後

私は苫小牧港→名古屋港、Uさんは新千歳空港→中部国際空港で帰るという変形ツアーをとる事になりました。

フェリーは「きそ」で名古屋港を19:00に出発します。船内へは17:30から乗船開始となり、私達は船へ乗り込むと

明日の準備をし直ぐに風呂へ入りました。その後エントランスホールで自前の食事と少々のお酒を飲む予定ですが、

二人とも飲み出すと時間を忘れるタイプであり「転ばぬ先の杖」を意識しています。

今回も出港のドラの音は聞いたのですが、20時から行われるラウンジショーはパスして話し込んでいました。それでも

明朝の房総沖鳥見を意識して22:00前には就寝したように思います。

 

3月21日

翌朝、軽い朝食をとりデッキへ出たら先客が1名いました。以前フェリーで会った事が有る愛知県のOさんでした。

Oさんは航路情報で参考にさせてもらっているブログの発信人で有り心強い身方を得る事が出来ました。

 

銚子沖に近づいて来たらオオミズナギドリ(オオナギ)がパラパラ出てきました。先月末はほとんど見なかったので季節

の移り変わりと海鳥の移り変わりを肌で感じる事が出来ました。銚子沖ではミズナギドリ、アホウドリ系、アビ類、カモメ系、

ウミスズメ等バランス良い鳥見が期待出来ますが、今回は風が強く若干寂しい鳥見となりました。それでも洋上の鳥見とし

てはそこそこ出てくれた様に思います。

午前中の楽しみアホウドリは少し遠かったですが数回出てくれました。コアホウドリ、クロアシアホウドリと合わせると良く

出てくれた方かと思います。私はいつもの様にデジスコで追いかけましたが、今回のカメラはパナのGM1Sを採用したの

でいつものニコン1と比べるとコンニャク現象が気になるところです。但し、フォーカスの方はニコン1より良いような気がし

ました。(今回のピンあわせはAF1点モードでトライしました。) 

 

 

アホウドリはこの時期伊豆諸島鳥島や尖閣列島南小島で繁殖活動を行っている為、幼鳥との出会いが多かったですが

今回は亜成鳥にも出会うことが出来ラッキーでした。

コアホウドリは良く出てくれました。色が白く大きいのでわかりやすく容易に探鳥出来ます。

探鳥と言えば、事前にうのさんと時計の時間(短針)で方向を知らせる打ち合わせを行っていたのですが、いざ海鳥が

現れるとつい忘れてしまいデジスコを向けて撮りだします(反省ですm(_ _)m )

 

ウトウ、ミツユビカモメ、オオミズナギドリ、シロエリオオハム、ウミスズメがパラパラ出てくれました。大洗沖では思わぬ

サプライズ! トウゾクカモメがフェリーと併走してくれました。陸地で言う静止状態に近い状況です。

トウゾクカモメと言えばいつもフェリーを追い抜いて行くパターンが多いのですが、今回は少し余裕を持って撮らせても

らいました。

 トウゾクカモメも幼鳥が主体でしたが暗色型成鳥、非生殖羽成鳥も出てくれました。

その他、午前中の鳥見としてシロカモメ、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、ウミウ、

ヒメウ等を撮る事が出来ました。又、外道ですがキタオットセイも時々顔を覗かせてくれ私達を歓待してくれました。

 

 午後からは目的のウミスズメが良く出てくれる事を期待して、ひとまずレストランでバイキングを味わいエネルギー確

保です。

午前中は風が強く波も高かったのですが、午後からは少し収まった様に感じます。それでも左舷側には時々飛沫が飛

んで来ます。上の画像はシロエリオオハムですが下尾筒基部の黒い帯と嘴及び喉部の黒い首輪で同定します。この

域のアビ類はほとんどがこの種みたいです。アビ類の鳥は直線状に飛ぶのでデジスコでも比較的容易に撮れる海鳥

で、自然と好きになりますね!

塩屋崎沖を通過する頃は光線の向きも変わってきて、右舷側が鳥見位置となります。

画像はフェリーに驚き逃げていくアカエリカイツブリですが、この域では良くみかけます。海上に浮いている海鳥とか走

って逃げる海鳥はデジスコ撮影にとって難易度がぐっと上がります。少しでも早くみつける必要が有り挑戦しがいの有る

シーンです。多分力も入っているのでしょうね!

 

  相方のUさんは、この域の海鳥撮影は初めてとの事でしたがしっかり撮っているようでした。小さい船や他のフェリーでの

海鳥撮影の実績が功を奏しているようです。

 

そろそろウミスズメやウトウが多い福島県沖です。この域は原発見学や姉妹船とのすれ違いを見る為に一般の客もデッキ

に出てきます。すれ違いの時は両船とも汽笛をならしますがこれには暗黙のルールが有るらしく、後輩の船長から先になら

し、応えるように先輩船長が応じるようです。

パタパタと羽ばたきながら飛ぶウミスズメは何回見ても飽きがこないです。みつけるのも大変で且つスピード感が有り、まるで

スポーツを楽しんでいる様な心地よさを感じます。デジスコ撮影の醍醐味ですね!

 

この航路でも珍しいハシジロアビですが、福島県沖では出会いの確率がぐんと増します。

先月もこの付近で撮る事が出来ました。しかし、浮いているシーンが多いのでピンブレばかり、ストレスが溜まる鳥さんです。

 その他、このエリアではウトウが良く出てくれました。また、ウミアイサ、ヒメウ、ウミウ、カンムリカイツブリ、ミツユビカモメ、

シロエリオオハム、ビロードキンクロ等冬を代表する海鳥達も交互に挨拶に来てくれました。

 

 

 

3月22日

いよいよこの旅のクライマックス苫小牧沖です。Oさんの話では先週まではエトロフウミスズメが良く出たとの事、22日は

いなくなっているかも?との事でした。 それでも私達は粘り強く探鳥していました。下北半島沖を過ぎてもいっこうにエトロフ

ウミスズメの姿が見えません。

  津軽海峡を渡った頃でしょうか遠くの方に黒い固まりが見えだしました。この固まりがエトロフウミスズメの集団だそうです。

ウミスズメ系は飛び方、固まり方、色で区別するそうです。今回Oさんにウミスズメの特徴とウトウの特徴を対比して教えて

頂いたので次回はしっかりとらえたいと思います。

 その他、ウミスズメ、コウミスズメ(画像確認)、ウトウ、ウミガラス、ハシブトウミガラス、シロカモメ、クロガモ、アビ類、ミツユビ

カモメ、オオハクチョウ、マガン、ウミアイサ等を確認、午後からは半日上陸して苫小牧付近を探鳥です。

 

後日聞いた話では八戸航路(苫小牧−八戸)でたくさんのエトロフウミスズメを見たそうです。内陸に近いルート程出会いの

確率が高いのかも?次回は八戸航路も合わせて遠征したいと思います。

 

苫小牧港ではシノリガモ、ホオジロガモ、ハジロカイツブリ、クロガモ、スズガモ等を撮影し、次のフィールドウトナイ湖を偵察

に行きました。ウトナイ湖のマガンは日中付近の田圃へ食事に行っているので、オオワシ、オジロワシ、コブハクチョウを撮って

北大の研究林に向かいました。

                                       研究林では期待通りカラ軍団の大歓迎に遭遇です。

マヒワ、ハシブトガラ、ヤマガラ、シマエナガ、ヒガラ、キクイタダキ、

シジュウカラ、シロハラゴジュウカラ、ミヤマカケス、ホオジロガモ等、

短時間で次々会うことが出来ました。                          

      

 

  

 

  

 

   

 

 

 

 

 

 

 

                     

 

 

サプライズは地元のバーダーさんに案内して頂いたエゾフクロウとの出会いです。幼鳥との出会いはこれまでにも

有りましたが成鳥との出会いは初めてです。

研究林にエゾフクロウが来ているとは聞いていたのですが、教えてもらっていた案内ではたどり着かなかったと思

います。研究林で出会ったご婦人に感謝です。

エゾフクロウのまでの道すがらまたもやサプライズ!シマエナガ、キクイタダキ、キバシリに出会うことが出来ました。

1〜2時間の鳥見でこの濃さは凄いです。さすが北海道ですね!

次回はもっと余裕を持ってのぞみたいと思います。

 

 夕食は苫小牧名物ホッキ丼(天ぷら)を食べて、こちらも目的を達成です。その後カササギを探しながら移動し、

゙私はフェリー乗り場へ、Uさんはウトナイ湖を覗いて新千歳空港へ向かいました。ウトナイ湖ではマガンの帰りが

18:30頃と聞いてオオハクチョウを撮って帰ったそうです。

 

3月23日

帰りは気仙沼の手前あたりから鳥見が可能となります。波も穏やかで絶好の鳥見日和! 気仙沼から塩屋崎

付近までウミスズメとウトウがひっきりなしに飛んでくれて、待ち時間は最長5分ぐらいだったと思います。

やっとピンが来ました、勿論走り物でピンが来たのは初めてであり忘れられない1枚になりそうです。

 

 

この時期ウミスズメが最も濃いのは宮城県沖かと思います。ウトウとウミスズメが波間の間にたくさん浮いている

光景は忘れられないです。フェリーが近づくとあわてて飛び立つ光景はとてもユーモラスでいつかジャスピンでと

らえたいと思います。

 

ウトウの数はウミスズメより多かったかも? ウトウは天売島の大集団(繁殖)が有名ですが、これから北海道へ向

かうのでしょうか? オレンジ色の嘴と口元の白い突起が印象的でした。

 

塩屋崎沖ではこの時期ヒレアシシギを良く見かけます。以前数万の集団に出会ったこと、霧の中目の前を飛ぶ

ヒレアシシギに出会ったこと、アカエリヒレアシシギとハイイロヒレアシシギの混群に出会ったこと、いろんなシーンが

思い出されます。今回はハイイロヒレアシシギの集団を見ることが出来ました。

偶然かもですがこの地域では春にハイイロヒレアシシギとの出会いが多く、秋はアカエリヒレアシシギとの出会いが

多いようです。

 

 

 

3月24日

 伊良湖沖ではミズナギドリ、ウトウ、ウミアイサ、アビ類、ヒメウ、ウミウ、ウミスズメ、カモメ系が3箇所に集まり、

鳥山を形成していました。

 

0泊5日の船旅も終わり満足感に浸っています。これからのテーマとして八戸航路を含めた0泊7日の鳥見旅、

更に大洗航路も含めて0泊9日の鳥見旅、その他小笠原諸島・伊豆諸島鳥島、日本海側の離島、北海道全域の

鳥見旅、花咲く湿原での鳥見旅等々、行ってみたいところがいっぱいです。経済面でブレーキがかかるかもですが

皆さんの思い出のフィールド、行ってみたいフィールド等有りましたら教えてくださいね!

 

 

 

 

 

 


    ツリスガラ 第20号

 ★ 表題   桜の花が満開との声も聞こえるようになりましたが、この時期になると自然に足が向く桜ニュウ

ナイです。夏鳥達が入ってくるまで、桜が散る前に決めておきたいですね!

「桜ニュウナイ」永遠のテーマです。

 ★ 画像  洋上の鳥見V ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネオポン   

         撮影機材  KOWA TSN-774+KOWA TE-17W+パナGM1S                          

  表紙                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネオポン

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★ 発行  東海デジスコ倶楽部プラス     2016年4月3日発行

          次号は2016年6月末に発行予定です。